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『貞子』ネタバレ感想と辛口レビュー 過去作品と比べると全てが中途半端な貞子

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5月24日公開の「貞子」を観てきましたのでレビューしていきます!

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映画「貞子」の基本情報

あらすじ

その呪いは、ある投稿動画から始まった…

心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。
やがてその少女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江(ともさかりえ)が
人知れず生み育てていた子供であることが判明。
少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始めるー。

一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介(塚本高史)の薦めで
動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真(清水尋也)はアクセス数の獲得に焦るあまり、
心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。
茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて……。

「貞子」公式サイトより引用

キャスト・スタッフ情報

秋川茉優:池田エライザ

石田祐介:塚本高史

秋川和真:清水尋也

少女:姫嶋ひめか

藤井稔:桐山漣

祖父江初子:ともさかりえ

倉橋雅美:佐藤仁美

監督:中田秀夫

原作:鈴木光司「タイド」

脚本:杉原憲明

音楽:海田庄吾

主題歌:女王蜂

中田秀夫監督が2005年に公開された「ザ・リング2」以来、14年ぶりにリングシリーズの監督に!

本編映像

映画『貞子』本編映像

映画「貞子」のネタバレありの感想

上映終了後の感想ツイート

「撮ったら死ぬ」とはなんだったのか…

元祖「リング」から貞子vs伽椰子まで全て観続けてきた私ですが今回の映画「貞子」についてはどれもかしこも中途半端な映画だな…と感じました。

これまでのシリーズで「貞子の呪い」は

“呪いのビデオを見る”→貞子に呪われる→○日後に死ぬ(作品によって時間に違いあり)

というのが基本でした。

今回の「貞子」については『撮ったら死ぬ』というコピーになっており、YouTuberが貞子を拡散させていく、もしくは動画を撮りに行った演者がどんどん呪われていくような展開なのかと思ってたのですが…

実際に動画を撮るのは清水尋也さんが演じる秋川和真ことファンタスティックカズマただ1人。

また、動画を撮りにいったのは「再生回数を増やす絵を撮りに行くため事件のあった団地へ行く」…という感じであったため最初から貞子を目当てにしていたわけではありません。

たまたまその場所で貞子と会ってしまい結果的には呪われた…という印象を受けました。

劇中の中で他のまったく関係のないYouTuberも呪われたような描写がありましたが、彼がなぜ呪われたのか(カズマの動画を観たからなのか?)そのYouTuberも貞子の呪いで死んでしまったのかもまったく謎のまま映画は終了してしまったのであのシーンが必要だったのかもわかりません。

「撮ったら死ぬ」というよりは「撮れちゃったから死んだ」みたいな感じでした。

少女の存在の疑問

カズマが動画を撮りに行った団地は映画で登場する姫嶋ひめかちゃんが演じる「少女」が元々住んでいた部屋だったのですが…少女の存在自体もかなり謎でした。

少女は母親に閉じ込められて「お前は貞子の生まれ変わりだ」「このまま生きていたら災いを呼ぶ」と言われており、実の母親に殺されそうになりますが…その時に貞子が現れ母親は死んでしまいます。

これについても貞子が殺したのか少女の超能力的な力で死んでしまったのか不明な点が多く、最終的に少女は生き残ってることから貞子に呪われたわけでもなさそうです。(彼女自身が貞子の生まれ変わりという線も微妙なところ)

クライマックスは呪いではなく力技

池田エライザさんが演じる秋川茉優が弟のカズマを救出するため、ある岬の祠へ向かいます。

この場所は昔、子どもを育てることが出来ない親たちが子を捨てる「間引き」の場所だったわけですが、「今夜は満月で潮が満ちるから危ない」と地元の漁師や警察に止められるも祠に入ってからそのような描写はまったくなし。

また、この場所で少女の生霊?が間引きされた子どもたちの霊に連れて行かれそうなシーンもありますが、ここで貞子は特に出てくることはありません。

自ら祠へ来たのになぜか岩場のスミで恐怖に怯えるカズマに「しっかりして」と姉は声をかけている時に貞子が登場。姉弟そろって呪われるのか…と思いましたが貞子は力づくで姉の茉優を水の中に引きずり込もうとする始末…

今まで正気を失ったそぶりの弟は姉が貞子に連れて行かれそうな姿を見ると正気に戻り、自分が身代わりになります…

水の中でカズマを連れて行く、連れて行かせないようにする貞子と茉優の姿は同じくホラー映画の「死国」のクライマックスを思い出しました…

結局、カズマは貞子に連れて行かれてしまい茉優は大切な弟を失ってしまいます。

最後の最後に呪いっぽい表現は一応出るけども…

弟を失った茉優は自分勤めている病院で入院します。

大部屋に一人、自分のベッド周りのカーテンをしめて一人、震える茉優…

そこに少女が登場し、自身が退院すること、今までのお礼を茉優に言って去っていきます。

少女が去ったあと、カーテンに貞子の影が現れカーテンをぐるりと一周…

茉優の前に貞子が登場し、お馴染みの目のドアップカットが入り茉優は叫び映画は終了します。

ここで少女が貞子の存在に気づき、説得や自身の力で何かアクションを起こすのであれば少女の存在にも多少の意味を感じたところですが…結局、彼女の存在意義は謎のままでした。

本作の原作とされるリングの著者、鈴木光司氏の小説「タイド」はあらすじを読む限り、本作とまったく関係のなさそうな内容なので「原作」とするのには少々疑問もあります。

高山竜司と二見馨という二人の男の人生を生きた記憶を持つ予備校講師の柏田誠二は、生徒から持ち込まれた相談をきっかけに貞子の呪いの真実を知り、自らの役割を自覚する……『リング』から続く怨念の正体とは!?

タイド公式サイトより引用

映画「貞子」の良かったところ

ともさかりえさんが演じる少女の母「祖父江初子」の不気味さはよかったです。

オープニングで少女がクローゼットに閉じ込められているシーンで扉のスキマから映る祖父江の狂気に満ちた目はとても不気味に映って「期待できそう」と思ってしまいました。

ただ、祖父江はすぐに死んでしまいますし彼女の霊能者設定は全くと言って良いほど生かされていなかったのが残念です。

映画「貞子」の感想まとめ

貞子感想

歴代のシリーズ(ハリウッド版やスピンオフ含む)の中でも下から数えた方が早い満足度でした。

好き嫌いはもちろんあると思いますが今回の「貞子」の中途半端さはシリーズの中でも賛否の別れれる「貞子vs伽椰子」や「貞子3D」の方がいっそ思いっきり笑える作品になっている印象です。

時代が時代なのでビデオテープでなく、YouTubeを使う…というアイディア自体は仕方がないと思いますが、それなら貞子3Dの「呪いの動画」の方がまだしっくりくる部分もありますし力技を出すならVSの方が思い切りの良さがあるので熱くなれます。

リング2に登場した佐藤仁美さん演じる「倉橋雅美」が登場することも今回、映画館へ観に行く期待要素ではあったんですけど…倉橋雅美である意味も特になかったこともとても残念でした…

怖いホラーを見たい方はこちらの記事も参考にされてみて下さい。

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