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映画「聲の形」のネタバレ感想とレビュー。コミュニケーションの難しさが心に刺さる1本

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京都アニメーションが制作した映画「聲の形」のネタバレ感想とレビューをしていきたいと思います!

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映画「聲の形」の基本情報

原作は大今良時氏による漫画。2013年に「週間少年マガジン」にて連載され単行本は全7巻。

聴覚障害者に対するいじめをテーマにした作品ということもありその内容に連載中は賛否の声もあったが2014年に無事完結。

2016年に京都アニメーションが劇場映画化。公開館数は120館と小規模であったが、興行収入は23億円を記録した。

あらすじ

“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。

ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。

彼女が来たことを期に、少年は退屈から開放された日々を手に入れた。

しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。

やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。

“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。

これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語ーー。

キャスト・スタッフ情報

キャスト

石田将也(CV.入野自由,松岡茉優)

西宮硝子(CV.早見沙織)

西宮結弦(CV.悠木碧)

永束友宏(CV.小野賢章)

植野直花(CV.金子有希)

佐原みよこ(CV.市川由依)

川井みき(CV.潘めぐみ)

真柴智(CV.豊永利行)

スタッフ

原作:「聲の形」大今良時

監督:山田尚子

脚本:吉田玲子

キャラクターデザイン:西屋太志

美術監督:篠原睦雄

色彩設計:石田奈央美

設定:秋竹斉一

撮影監督:髙尾一也

音響監督:鶴岡陽太

音楽:牛尾憲輔

音楽制作:ポニーキャニオン

アニメーション制作:京都アニメーション

制作:映画聲の形製作委員会

配給:松竹

本編映像

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映画「聲の形」のネタバレありの感想

いじめや障害以上に深い「コミュニケーション」の大切さ

本作では「聴覚障がい者」への「いじめ」がストーリーの中心にきています。

よく「いじめ」を題材にした漫画やそういったシーンが描かれる時、主人公は基本的にいじめられる側、もしくはいじめを止めに入るヒーローの立場であることが多いですが、本作の主人公:石田将也はいじめをしてしまった「加害者」です。そのため、いじめてしまった側の立場を観ることが出来ます。

もちろん、気分が良いものではありませんし、結果として将也はクラスからハブられてしまうので自業自得とも言えます。

しかし、本作はそれ以上に「コミュニケーション」のあり方、大切さを表してくれています。

将也にいじめられた西宮硝子は自分が原因で将也がハブられてしまったと考えます。

周囲や視聴者である我々から観れば「そんなことない!」「いじめをするヤツをかばう必要なんてない!!」と思えてしまいますが本作はきちんと「コミュニケーション」を取ることができればいじめを減らす、自殺なんて考えないようにする、ということを教えてくれる作品なのです。

もちろん、最初から悪意を持って近づいてくる人間がいることは否定しません。しかし、本作の将也は「コミュニケーション」を上手く取ることが出来ず、いじめてしまい自分もハブられてしまいました。

ほんの少し、もう少しだけ相手を思いやることが出来たら、たったひとことの言葉をかけることができたら、周りと共感できていれば…

少なくとも私は聲の形の映画を観ながらそう感じました。

原作漫画と同様の不安感を演出した映像

ちょっとマニアックな話になってしまうかもしれませんが…原作の大今良時氏の描く漫画って線からすごく不安感が伝わってくるんですね…

普通の学校のシーンのはずなのにホラー漫画を読んでいるような不気味さを感じると言いますか…いじめ、障がいという重いテーマなので読んでいてスッキリはしないのは当然なのですが大今良時氏の描く線が余計その不安感を演出していると私は思っています。

映画でもその独特な不安感は演出されています。

基本、アニメって線がとてもきれいで均一なんですね。ですが映画 聲の形では表情や突然のモノローグ、どこか遠くを見つめている将也のシーンなど、漫画と同様に普通のシーンのハズなのに観ている私たちを無意識に不安にさせる演出が多々あり、その圧倒的なクオリティには感服しました…

それは光や音、無意識に意識をさせる演出の上手い京都アニメーションさんだからこそだと感じました。

キャラクターそれぞれの役割

いじめたことを悔み、謝ることがでいないまま高校生になった将也の「固く閉ざされた心の扉を開ける」きっかけとなった永束友宏。

本作での「正しい人間」の象徴でもある川井みき。

視覚障がいを持つ硝子を障がい者ではなく、自分と同じ相手に思いを寄せる恋敵として扱った植野直花。

彼ら彼女らの行動は善でも悪でもありません。

こじれてしまうこともありますが「彼のために」、「彼女のために」という行動だっただけです。

「裏があるんじゃないか」「こいつ偽善者だわ」と思ってしまうのもわかりますが、これも彼らの「コミュニケーション」のあり方からくる課題面ではないでしょうか。

まとめ

映画「聲の形」は面白い映画!!!と声を大にして言うことはできません。

しかし、私たちにとってとても大切なこと、感じて欲しいこと、考えて欲しいことが描かれている作品だと私は思います。

もちろん、この作品に触れることにより過去のトラウマが蘇ってしまう、忘れたい過去を思い出してしまうとうことはあると思います。

たかだか1本のアニメ映画でそこまで思うのか?と思われるかもしれませんが本作にはそのくらいのパワーがあります、メッセージがあります。だからこそ私はあえて、聲の形という作品をおすすめします。

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